『バルトの森 x とみこはん』レーベルてぬぐい

このたび、バルト三国の情報サイト『バルトの森』では、消しゴムはんこ作家のとみこはんとダブルネームで2023年6月14日に発売された書籍『バルト三国のキッチンから』(産業編集センター)の刊行を記念してバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の国々の食と自然をイメージしたてぬぐいを制作し、販売することになりました。
このてぬぐいのデザインを担当されたとみこはんは、私のこのブログを読んで産業編集センターの編集担当の方と私を繋げてくれました。びっくりすることに本の企画がトントン拍子で決まったのでした。この本の販売に至るまでの軌跡はこちらにあります。
まさに、とみこはんがいなければ、この本は生まれていなかったと言えます。
そういうことなので、本の出版が決まった時から、とみこはんデザインで何か一緒に作れたら良いと思っていました。てぬぐいのデザインを多く制作しているとみこはんと、キッチンやアウトドアなどたくさんのシーンで使えるてぬぐいをダブルネームで作りました。

春にてぬぐいのデザインを決めて、梨園染 戸田屋さんに商品製造をお願いすることとなりました。今年150周年を迎える戸田屋さんのこだわりの注染で作られた「本物」を作ることになりました。
夏はてぬぐいの季節でもありますので、浴衣やてぬぐいを作られている会社にとっては夏は非常に忙しい季節。その夏に販売を目指して春にデザインの相談をしに行くことにしました。
担当の方は色の組み合わせや、特徴、デザインで可能なことや不可能なことなど、注染技術について教えてくださいました。
それに基づき、2種類のてぬぐいの配色を決定しました。
戸田屋さんの1F、2Fではてぬぐいの直販もされているので、お店で買うような感覚でたくさんの種類を目にすることができます。普通の方も購入できますので、てぬぐい好きの方は立ち寄られると楽しいと思います。

色が決定されたら、次は実際の染めという段階になります。
染める日は実は台風が東京に来ていた6月の初旬でした。実際に染めの段階を見てみたいと戸田屋さんにお願いしていたところ、快く染め工場にご案内くださいました。

まっさらなサラシからノリを塗り、色変えの場合は土手のように囲みを作り、色付けをしていきます。5色染めと2色のグラデーションの二種類がありましたので、作り方が全く違うということを知りました。

さまざまな染めの工程を経て手ぬぐいは干されるのですが、この日は雨が降っていたので室内で干されていたそうです。
その後は折りたたみと梱包され、手元に届きます。

こうした手ぬぐいや浴衣の染め工場は東京では数えるほどになり、職人もかなり少なくなっているそうです。東京の伝統工芸として認められている昔ながらの技術ですが、存続が難しくなっていることを知りました。日本とバルト三国をつなぐ活動をしているので、日本独特の技術で、バルト三国を表現できることが嬉しいです。

まずは2色作りました。オンラインで販売しています。現在森のみどりいろが私は完売しましたが、以下店舗にもしかしたらあるかもしれません。

また、このてぬぐいは以下の店舗でも販売されています。(在庫については各店舗にご確認ください)
ポーヨネン (京都) 店舗
ひるねこBOOKS (東京) 店舗&オンラインサイト
下町てぬぐい処 賞(めでる)  (東京)店舗&DM販売対応可
とみこはん オンラインサイト
バルトの森 オンラインサイト 
その他ポップアップでの販売もございます。