12月16日に東京の駐日リトアニア大使館で開催されたリトアニアの食品プロモーションイベントに伺って参りました。少し時間が経ってしまって申し訳ありませんが、ぜひ、リトアニアの食の世界にもご興味持ってもらえたらと思います。
まずは、駐日リトアニア大使館の農業商務官であるKristinaさんがリトアニアの食料品についてをわかりやすい資料とともに説明してくださいました。
主なリトアニアの食に関するポイントを要約しますと・・・
農業ができる田舎の土地には国民のうちの32.8%が居住している。
147カ国にリトアニアの農産物、食品が輸出されている。
主な輸出品として、穀物、魚類、肉類、お酒、乳製品、パン、お菓子などがあげられる。
乳製品国内自給率は165%と豊富。
49の魚加工企業がある。
230の肉加工、14の家禽加工企業がある。
肉は329%、鶏肉は119%、卵は110%の国内自給率がある。
穀物の輸出先は70カ国以上。EUの中では5番目の量を輸出している。国内自給率は276%となっている。
パン製造会社は235社あり、日本にも輸出されている。
養蜂家は8,600あり、年間5000トンもの生産をしている。
醸造酒企業は18社。
自給率が100%を超えているリトアニアは食料が豊富に生産され、輸出に非常に意欲的であるということが伝わります。
日本の食料国内自給率はどの項目も100%を下回っています。
日本へ輸出されている食料品もパン、サーモン、卵加工品、チーズ、穀物、調理済みオーガニックスープ、アルコール、ノンアルコール飲料など多岐に渡っています。
Cepelinai(ツェペリナイ)はあまりにも有名なリトアニア料理ですが、最初に出てきた郷土料理の美味しさに参加者の皆さんも「美味しい」と口々に語っていました。チーズは基本的には熟成が浅いチーズなので、癖がなく、あっさりした味が好みの方は好きな味でした。リトアニアで採れたハチミツをつけるとなお、リトアニアの美味しさを満喫できました。パネットーネもふんわり美味しくクリスマスを彩るだけでなく普段からいただける美味しさでした。
各テーブルが彩られる(画像:筆者撮影)
大使館の会場に所狭しと並べられた、リトアニア食品の展示を見て試食することができました。
業務用のイーストや、チョコレート、白樺シロップのソフトドリンク、ドライフルーツ、チップス、チリソースなどリトアニアらしい商品から、意外な商品までバラエティに富んだ展示が印象的でした。
帰りにお土産としてSUPER GARDENのマンゴードライフルーツとGYVAS MEDUSのハチミツをいただきました。どちらも非常に美味しく、日本で販売されたら買いたいと思いました。
帰り際に、大使館の廊下に、日本がちょうど100年前に日本がリトアニアを正式な国として認めた資料が展示されていました。ここからリトアニアと日本の友好関係が続いているのだと感慨深いものでした。
2022年日本とリトアニアが友好関係を築いてから100年。今年は100周年記念イベントがたくさんあるのではないかと思います。
楽しみですね。